コロナ禍でどう研修変わった?体験交えて解説!
皆さん、こんにちは。
だいぶ更新止まってしまっていました。研修が忙しかったというと言い訳に見えてしまいますね。
今回は現在も世間を賑わせている新型コロナ感染症によって、研修がどう変化したかという質問を見学の学生さんによくされるので記事にしてみようかと思い、投稿しました。
では以下より解説していきたいと思います。
①発熱を主訴にする患者が増えた
やはりこれが大きいですね。発熱を主訴に来院するかたが増えました。
ちなみに僕の病院はコロナの対応を行ってはいませんが、やはり外来という場所ではこういった方も対応する必要があります。救急でも一緒です。
僕らの代から外来研修が必修になり、こういった患者さんを相手にしなければならず、緊張感が違いましたね。
(僕の外来担当の患者さんで両側肺野でcoarse crackles聴取し、怪しかったのでPCR検査に回したら陽性だったこともありました…)
中には微熱でコロナ陰性を学校や職場に証明するためにPCR希望される方もいました。(ちなみに証明書などを求めるのはだめですよ。)
②発熱している患者の対応を拒否する病院も出ていた
当直の時に発熱で他の病院をたらいまわしにされている方もいました。
主訴は発熱ではないけれど、救急隊が熱を測った際に37.5℃以上で受け入れ拒否なんかもよく聞いた事例です。
中には虫垂炎で発熱していると思われる患者をコロナを否定するために、僕の研修病院まで回されてきた人もいます。(外科系の病院で、内科の専門医に診てもらいたかったようです。)
上級医も発熱は嫌がっていましたが、仕方なく受け入れるといった形でした。
③外来患者・入院患者が減った
なんでもなさそうな主訴の方が来なくなったり、後回しにできそうな入院患者の入院を取りやめたために外来患者・入院患者が減りました。
外来患者では特に小児の患者さんが減ったイメージです。学校や幼稚園が休みのためにほかの感染症にかかる機会が減ったためだと思います。
小児科を回っている同期は相当暇そうでした。
これを見てインフルエンザが流行る・コロナも多少は落ち着いてそうなローテの後半に小児科をずらしました。
症例数は研修においてかなり大事なので、昔のカルテを見直したりするなど、研修を豊かにしようという工夫が必要でした。
④薬説もなくなった
お弁当のおいしい薬説もなくなりました。最近はまた増えてきましたが、やはりオンラインでの薬説が多いです。
これはかなりの残念ポイントでした…。
⑤職場の雰囲気がピリピリしていた
特に患者と接触する機会の多い、看護師さんやMEの方々も感染に気を配っていました。医療安全委員会や感染対策委員会に、僕の研修病院では研修医が参加しているのですが、毎回マスクやガウンなどをどのように分配するかでもめていたように思えます。
医師側にもレントゲンやCT撮影時にオーダーの際に、何も情報を書いてない人もいて問題になっていました。
「発熱あり、コロナ疑い」と明記するように求められてましたね。
他の職員の不安・不満を考えて行動することがかなり求められていたように思えます。
⑥歓迎会などの飲み会などももちろんなし!
当たり前ですが、歓迎会などの飲み会もなくなりました。日々の行動に気を付けるようにとの声明が理事からも出されました。
まぁ、ニュースにもなったような研修医の飲み会が問題視されることはわかっていたので、納得です。
僕の聞いた話では研修医で飲み会をこっそり開き、それがばれて、2週間の停職+その分の減給+PCR検査を自費で受けるということを義務付けられたなんてのもありました。
まぁ自覚が大事ということですね。
⑦やらせてくれる手技が一部増えた
ここまでは暗い話でしたが、メリットもありました。
入院患者も外来患者も減ったために、上級医の手が空き、僕らや一人一人の患者さんに割ける時間が増えました。
僕が研修していた科では、かなりの数の手技をやらせてもらえました。CVも最初の2か月に10本以上入れましたし、2か月回っていた消化器内科でも内視鏡を10件程度やらせてもらえました。DCも5件ほどやれました。
そのほかの基本的な手技をじっくり学べる時間ができたように思えます。
循環器内科ではじっくりと心電図の読み方のレクチャーも受けることができました。
まとめ
このようにコロナ禍での研修にはメリットもありましたが、やはりデメリットの方が大きいように思います。
今後もまだまだ続いていくでしょうし、もしかしたらコロナとこのまま付き合い続けていくしかないのかもしれません。
皆さんも身体に気を付けて生活していきましょう!
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