僕がよくされる質問の中に「泳げない…。かなづちなんだけどダイビングって難しくない?」というものがあります。
ぶっちゃけ、僕は水泳を習っていたし、大学でも水泳部に所属していたので泳げない人の気持ちはわからないです。ごめんなさい。
ただ、僕の周りでも泳げないけどダイビングやってるって人はいますし、インストラクターの人にもよくそういったお話は聞くのでそのことを踏まえて、今回お話したいと思います。
そもそも泳げない人がダイビング向いているのか
まずはこれについて話したいと思います。もちろん先ほども話した通り、僕の周りではかなづちでもダイビングを楽しんでいる人は結構多いです。
なのでダイビングは絶対とは言い切れませんが、できます。
そもそもなぜ泳げないのでしょうか?あ、これ煽っている訳ではありませんよ。
僕は友達に頼まれて水泳の指導をすることも多いです。そこで気付いたこと、泳げない人に大体共通するのは「呼吸で苦しんでいる!」ということです。
は?呼吸で苦しむ?呼吸したら楽になるに決まっているじゃん、と思う人もいるかもしれません。
そうですね。確かに呼吸をしたら楽になるでしょう。ですが、それは楽な体勢で呼吸をしたら、という前提条件が必要になります。
僕が見てきた人は大抵、水の中という不安からか呼吸をしたがって、無理な体勢で呼吸をしようとしています。
そんな焦らなくてもいいのに…とも思いますが、大抵の人はこういう呼吸をして、またはしようとして、当然かなりきつい体勢なのでまともに呼吸ができず、泳ぐのをストップし、僕にこう言うんです。
「呼吸できない」
第三者視点からみれば、そりゃそうだなと思いますが、本人からすれば訳が分からないということになります。まぁ、水泳の話はこの程度にしておきましょう。
ダイビングの話に戻ります。ダイビングの最大の特徴として挙げられるのは、「どんな水深でも水の中で呼吸ができる」ということがあります。
そうです。呼吸ができるんです。しかもどんな体勢でもできるので、自分がリラックスできる楽な姿勢で呼吸すればいいんです。
これで呼吸に苦しみ、泳げない人の問題が解決します。
なので泳げない人もダイビングはできます!
ただ、泳げない理由が「水が怖い」などの精神的理由だと難しいです。これが絶対とは言い切れない理由ですね。
インストラクターのお話 泳げないことのメリット
泳げない人の話は、ダイビングの合間の休憩でインストラクターと話題になることがあります。
そこでよく聞くのは「泳げないことにもメリットがある」というお話です。
泳げない人は溺れたくないという気持ちが強いので、ダイビング器具のチェックや手入れを念入りにやります。自分の身一つで泳げないのが分かっているので、器具が生命線ということが染みついているんですね。
また、泳げない人は器具の使い方が上手です。
泳げる人だと、浮遊や潜行で、身体を使ってしまいがちですが、泳げない人はそういった動作を器具を用いて行おうとするので、器具の扱いが自然とうまくなるという訳です。
僕も、浮こうとするときに、足を使って浮こうとし、器具を使わない傾向があるのでインストラクターに指摘されることがあります。
つまり、泳げないこともメリットになり得るんですね。
ダイビングのプロを目指すのは難しいかも…
実は最初のライセンスであるオープンウォーターダイバーを取る際に、泳力試験があります。
といっても、多くのダイビングショップではこの泳力試験が省かれています。
なので泳げないということは、アマチュアの状態で個人で楽しむ分には問題ありません。
ただし、インストラクターなど、指導してお金を得るようなプロになりたい場合は、泳げないということを克服する必要があります。
なぜならプロのライセンスを得るには、400m水泳や10分間水面に浮き続けるなど、水泳の技術が絶対に求められるからです。
プロはアマチュアを引き連れて、時には危険な状態のとき動けないといけないので、この技術がないと厳しいというのはわかると思います。
なのでダイビングのプロを目指す際には泳げることが必要となります。
まぁ、個人で楽しむ分には全然問題になりません。むしろ先ほどの話のようにメリットもあります。
僕の周りの泳げない人も泳げないですけど、ダイビングは上手です。特に気にしなくて良いと思います。
ダイビングのライセンスを取ろう!
ここまで読んでいただけたら、泳げないということはダイビングをするうえで障害にならないということが分かると思います。
ダイビングに興味がある人は是非ライセンスを取りましょう。
行動の幅が増えますし、個人で楽しむことも可能です。
ライセンスの取得方法や流れは以下の記事で解説しました。

ライセンスを取れば一人前のダイバーです。ライセンスを取ってダイビングを楽しみましょう!!!!!
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